1989年12月12日火曜日

門真市で小人型生物捕獲 地球外外来生物の可能性も

門真市で植木鉢の花を取っていた小人型生
物捕獲の様子=10日午後4時30分ごろ
門真市によると、10日午後4時すぎ、市内の住民から市に「宇宙人のようなものを捕まえた」と連絡があった。捕獲された生物は口が無く、体長約15センチ、体重約400グラムで、性別は分かっていない。

 近隣住民によると、今年4月頃から周辺では植木鉢に植えられた花が何者かによって摘み取られる被害が相次いでいたという。これまで「花をとらないでください」などと書かれた張り紙を周辺の電柱や塀に掲示し花の摘み取り禁止を訴えてきたが、効果はなく住民は頭を悩ましていた。
 
 近くに住む女性(58)が自宅に防犯カメラを設置したところ、今月2日、設置した防犯カメラに小人のようなものが花を摘み取る様子が映っていた。同月10日午後4時半ごろ、女性が帰宅したところ、自宅前に置かれた植木鉢から花を摘み取ろうとしている小人を発見し、捕獲した。

 防犯カメラを設置し小人を捕獲した女性(58)は「大切にしていた冬薔薇が無事でよかった」と安堵の表情を浮かべていた。

 小人が群れで行動していた可能性があるとし、11日午前7時から約1時間、市職員15人が、被害が遭った現場周辺の捜索にあたった。可搬式サーモグラフィーを投入し、小人が潜みそうな物陰や空き家などを探したが、小人の姿や足跡は見つからなかった。11日の捜索結果を受け、門真市は小人が単独で行動していたと判断し、捜索を打ち切った。

 捕獲された小人は、同市の協力により府内の天王寺・生物生態系環境研究センターに搬送され保護されている。

 特徴がグレイ型エイリアンに似ていることから地球外生命体である可能性が指摘されているが、同センター関係者は「侵入経緯などわかっておらず、地球外外来生物かどうかはまだ判断出来ない」と話している。今後は地球外生命生態研究センター(明石)と共同で調査を進める方針。

周辺には花の摘み取り禁止を訴える張り紙が


12月12日(火)15時50分‐